2014年3月23日礼拝週報

説教:「怨讐を愛し、真のご父母様の勝利圏を相続する新氏族メシヤの道 」説教者:南﨑雅明教会長

訓読したみ言:「宗族的メシヤ」

 

第三章 根本復帰と長子権設定

四 私たちと長子権復帰

1 長子が貴い理由

 それでは、アベルを立てた目的とは何でしょうか? アベルの子供たちを生かすためではなくて、長子権を立て、家の中の伝統を正すためであることを知らなければなりません。統一教会の信徒たちは、これを分からないでいるのです。皆さんを立てたのは、長子圏の一族を設定するためです。(1985.12.22 本部教会)

2 長子権復帰の基準

 皆さんは、なぜ先生のみ言に服従しなければならないのでしょうか? 先生が世界的な個人蕩減復帰をしたからなのです。何でもってしたのでしょうか? 先生は、世界的な個人責任分担を完遂することによって世界的な個人蕩減復帰の基準を掌握したというのです。

 その次にはどのようにしなければならないのでしょうか? 出ていかなければなりません。家では駄目なのです。家の中では絶対駄目です。本来のエデンの園において上がっていく原理の道は、長子が行くようになっているのです。(1985.12.24 本部教会)

 宗教が今日までなぜ受難の道を行き、なぜ宗教が歴史路程において迫害を受ける時に発展するのか、その原因が分からなかったというのです。このようなすべての霊界と宗教世界、神秘の世界の背後でねじれた、サタンと神様だけが知っている秘密の内容を明らかにした人は、歴史始まって以来、レバレンド・ムーン、先生しかいないというのです。これは、空論ではないのです。そのように動くのです。そのまま、そのとおりに動くのです。皆さん、伝道してみなさい。その人たちが決心して統一教会に行くと言えば、必ずサタンの役事が起こります。間違いないのです。公式的なのです。

3 長子権復帰の要素

 神様は、歴史始まって以来、自分の側にいるすべての人たちに福を与えたのではないのです。全部祭物にしました。犠牲にさせて血を流すようにしました。キリスト教も400年の間、ローマの怨讐の前に迫害されましたが、全能なる神様が400年間、どのように耐え忍んできましたか? なぜそのようにして、神様がいないと結論を下すことができるようにしたのでしょうか? なぜ神様がそのようにしてきたのでしょうか? それが問題です。

 サタン側は、カインです。兄なのです。天側は、アベルです。この戦いです。神様は長男を愛してから、小さいほうの息子を愛するようになっているというのです。カインである長男は、サタン側です。長男がサタン側になったというのです。その長男を救うためにアベルを立てたのです。アベルを立てて長子権を復帰するのです。長子権を復帰するには、握りこぶしでぶん殴ってするのではなく、愛でもって感動させなければなりません。愛でもって溶かして復帰しなければなりません。愛したという位置に立たずしては、愛して彼らが回れ右する前には自分の息子、娘を愛する道がありません。神様の創造理想から見るとき、

本来、長子が先に愛されるようになっているのであって、次子が先に愛されるようになっていますか?

 ですから、聖書の歴史を見れば、長子を打つ役事をしてきたのです。長子を打つ前に次子をどれだけ犠牲にしたか分かりますか? エジプトにおいても430年の間、アベルである次子を打ったのちに長子たるエジプトを打って出てきました。国家や民族全体の前に祭物的責任を果たしたのちには、神様が祝福してくれます。祭物を受けたのちに、祭物以上の祝福をするという方式によって祝福するのです。

 このように見るとき、神様の愛の摂理のためにするならば、統一教会のムーニーたち、統一教会の人たちを犠牲にして、祭物として世界を救おうとしなければならないのです。そのような神様の伝統歴史をそのまま受け継がなければ、統一教会の文先生は偽物です。統一教会のムーニーたちは、偽物です。

 既成教会は40年間、私に反対しました。このごろもそうなのです。その敗残兵たち、既に戦いはみな終わったのです。世界の神学界が今では方向を変えてレバレンド・ムーン神学を宣伝しているのです。中央では既に方向を決定して負けたという調印をしているのに、田舎の山の谷間で敗残兵たちが対抗するのと正に同じです。これ、間もなく、みな消え去るのです。

 それでは、先生は、自分の妻よりも、子供よりもサタン世界をもっと愛したのかということが問題です。妻子をもっと愛してはいけません。神様はアベル圏を愛する前にカインを先に愛さなければなりません。カインを愛する以上、アベルを愛してはいけないというのです。(1986.2.1 本部教会)

5 怨讐を愛さなければならない理由

 愛をもたずしてはサタンを屈伏させることができないのです。ですから、天国に入っていくことのできる家庭になるためには、神様も堕落した天使長を愛したという位置に立たなければならず、神様の息子、娘の家庭もサタンを愛したという条件を立てなければなりません。そして、皆さんが出ていって戦い、サタン世界を愛でもって屈伏させたという条件の上に立たなければならないのです。「私は、怨讐を全部打ちのめすのではなく、怨讐を屈伏させて長子権を回復するようになった」と言わなければならないのです。

 神様が怨讐を打ち殺すのではなくて、怨讐を愛したという条件と、怨讐たるサタンをアダムの代身の位置に立った人として愛したという条件を立てなければなりません。迫害を受けながら涙と血の汗を流し、すべてを耐え抜き忍んで、自然屈伏させて神様の愛を抱いて戻ってきて、初めて祝福を受けることができるのです。

 そこでサタンが放してくれるのです。「ああ、あなたは今から天国に入っていける子女になることができます」という公認を受けなければなりません。誰がサインしなければならないのかといえば、サタンがしなければなりません。サタンがしてからのちに皆さんがサインし、皆さんがサインしたものを真の御父母様がサインしなければなりません。真の御父母様のサインを通してこそ、神様の前を通過するのです。それが天国です。(1986.2.22本部教会)

 

▲TOP